納豆が骨粗鬆症に効く理由とは?
納豆は骨粗鬆症の予防に効果的な食品だと言われています。それは納豆にはビタミンK,そして大豆イソフラボンが豊富に含まれているからです。
納豆に含まれるビタミンKの働き
納豆に大量に含まれているビタミンK2は骨の健康維持を助けくれます。
納豆は大豆を発酵させることでできる食品です。このとき活躍しているのが納豆菌、この納豆菌をはじめとする微生物たちがつくりだすものこそビタミンK2です。
ビタミンK2にはカルシウムを骨にしっかりと定着させる働きがあり、その効果は骨粗鬆症の治療薬として認可されているほどです。
ちなみにこのビタミンK2、納豆のネバネバの量に比例していると言われています。やはり納豆を食べるならねばりの良いものがオススメのようです。
大豆イソフラボンの効果で骨粗鬆症予防
骨粗鬆症は女性に多く見られる病気として知られています。ではその原因は何なのでしょうか?
人間の体は血液中のカルシウム濃度が低下すると、骨からカルシウムをとりだし不足分を補おうとする働きがあります。長期にわたって骨からカルシウムがとけだすと骨粗鬆症の原因となってしまいます。
この時重要な働きをしているとされているのが女性ホルモンであるエストロゲンです。エストロゲンには骨からの過度のカルシウム流失を防ぎ、カルシウムを骨に定着させる働きがあります。
女性の場合、更年期をむかえると女性ホルモンのバランスがくずれエストロゲンが不足しがちになります。結果カルシウムが骨から血液中へと流れだし、骨密度が低下してしまうのです。
これが骨粗鬆症が女性に多くおきる大きな原因であると言われています。そこで納豆の登場です!
納豆に含まれる大豆イソフラボンの効果
納豆に豊富に含まれている大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと非常によく似た働きをすることで知られています。つまり納豆に含まれる大豆イソフラボンが不足したエストロゲンの分を補い、カルシウムの骨からの流失を防いでくれるのです。
納豆を食べ、太くて丈夫な骨をいつまでも維持していきたいものですね。
ビタミンK2と大豆イソフラボンを豊富に含む納豆はまさに骨粗鬆症予防に最適な食品と言えるでしょう。