ワルファリン(ワーファリン)を服用中の方は注意

納豆は栄養豊富な食品ですが、その摂取には注意が必要となる場合があります。ワルファリンという薬を服用中の場合です。

ワルファリンは普通の人よりどうしても血液が固まりやすい人に処方されるkすうりで、血液の凝固因子がつくられることを抑制し血栓生成を防ぐ働きがあります。

ではなぜ、このワルファリンを服用中の方は納豆を食べてはいけないのでしょうか?それは納豆に大量に含まれているビタミンKが大きく関係しています。

ビタミンKとワルファリン

血液を固まりやすくする凝固因子は肝臓で作られるのですが、その際に重要な働きをするビタミンがあります。それがビタミンKです。

ビタミンKは止血のビタミンとも呼ばれ、肝臓で血液の凝固因子を作る手助けをする働きがあります。ワルファリンはこのビタミンKの働きを抑えることによって、血液を固まりにくくし血栓生成を防ぎます

つまりビタミンKを多く含んだ食品を食べると、せっかくのワルファリンの血栓生成の抑制効果が低下してしまうのです。特に納豆には非常に多くのワルファリンが含まれています(1パック約40g中に350~520μg)。

このため少量であってもワルファリンの作用に影響与えてしまうので、ワルファリンを服用中の方は納豆は摂取は禁止するべきだと言われています。

ただしビタミンKを誤解しないで

ビタミンKは、血をとめる働きをもつ重要なビタミンです。また丈夫な骨を作る上でもビタミンKはかかせません。

ビタミンKを控える必要があるのは、あくまでもワルファリンなどを服用しているような場合であり、ビタミンK自体が人体にとって有害というわけではありません。

このことは誤解しないようにしておきましょう。


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